ほうれい線
ほうれい線

ほうれい線は皮膚の下にある骨の萎縮、表情筋や筋膜の衰えにより、皮膚や脂肪の重みを支えきれなくなることで脂肪の下垂や皮膚のたるみが生じて深くなります。また、口やあごの周りの筋肉の衰えや老化により、溝となってしまう場合もあります。
筋肉の衰えはヒアルロン酸やコラーゲンの注入により取り戻すことができます。また血行やリンパの流れをマッサージにより活性化させることも有効です。
加齢による皮膚のたるみが原因で、ほうれい線が目立つタイプです。
年齢を重ねるとほとんどの方がたるみ型か、後述の混合型のほうれい線に該当します。
ダイエットによって顔の脂肪が急激に減った方も、このタイプのほうれい線ができることが多いです。
ほうれい線の周りの筋肉が強いために、ほうれい線が目立つタイプです。
筋肉の動きで皮膚が引っ張られ、皮膚にしわが刻まれてしまいます。
顔の骨格が原因でほうれい線が目立つタイプです。
小鼻の周りにある骨の出っ張りが少ないことで、ほうれい線が目立ちます。
アジア人に多いタイプで、加齢により骨が委縮するとさらに目立ってきます。
上記で紹介した複数の原因が重なって、ほうれい線が目立つタイプです。
35歳以上の方に多く見られます。
ほうれい線は誰にでもあるものですが、年齢や肌の状態、生活習慣などの蓄積によって目立ってきてしまいます。
ほうれい線を目立たせてしまう主な3つの原因をご紹介します。
顔面の骨(骨密度)は40代頃より低下します。
骨は脂肪や筋肉などの組織の基礎となる部分です。その土台となる骨が萎縮することにより上に乗っている脂肪や筋肉が支えきれなくなり肌がたるんでしまいます。
顔の皮膚のハリが衰えるのが、ほうれい線の原因のひとつです。
ハリがなくなった頬は下へ下がってしまい、ほうれい線が目立ってきてしまいます。
加齢が原因となる皮膚のたるみは誰にでも起こりえます。
また、ダイエットで頬の脂肪が急に少なくなった場合も、皮膚がたるんで同じようにほうれい線が目立ってしまうでしょう。
肌のハリは、顔の筋肉「表情筋」によっても保たれています。
表情筋が衰えると顔の皮膚や脂肪が下がり、ほうれい線が目立ってきてしまいます。
ほうれい線にとくに影響する表情筋は下記の2つです。
表情筋が衰える原因は、加齢のほかにも表情の変化や笑う機会が少ないなど、無表情でいる時間が長いことも影響します。
生活の中での良くないクセによって、ほうれい線が目立ってしまうケースもあります。
たとえば、こんなクセがある方は要注意です。
HIFUウルトラセルQ+はHIFU(高密度焦点式超音波)という超音波を高密度に集束させて、表面の皮膚を火傷させずに皮下組織やSMAS筋膜に熱損傷を与えます。
肌が本来持つ再生能力を存分に引き出し、皮下組織や線維芽細胞を活性化。
コラーゲンを増加させ、肌のハリ・潤い、たるみの引き上げといった効果が期待できます。
従来はフェイスリフト(手術)や糸リフト治療でしか実現できなかったSMAS筋膜の引き上げが可能なことから「切らないフェイスリフト」とも呼ばれています。
ほうれい線は、皮膚の下にある骨の萎縮、表情筋や筋膜の衰えにより、皮膚や脂肪の重みを支えきれなくなることで、脂肪の下垂や皮膚のたるみが生じて深くなります。特に、土台となる顔面の骨が萎縮することで、上に乗っている組織が支えきれずたるんでしまうことが大きな原因です。また、口やあごの周りの筋肉の衰えや老化によって溝となってしまう場合もあります。
ほうれい線を目立たせてしまう主な要因には、皮膚のたるみ、加齢による骨の萎縮、そして表情筋のたるみなどが挙げられます。表情筋の衰えは皮膚や脂肪が下がる原因となり、無表情でいる時間が長いことなども影響します。その他に、頬杖や片噛み、寝る方向などの日常のクセも要因となります。
HIFUウルトラセルQ+のような高密度焦点式超音波治療は、皮膚の深部にあるSMAS筋膜に熱損傷を与えて引き締めることで、たるみでできるほうれい線の根本的な改善にアプローチできます。また、脂肪溶解注射(カベリン)で脂肪のボリュームを減らす方法や、肌のつや・弾力を取り戻すマッサージピールなども改善に役立ちます。
HIFUウルトラセルQ+はたるみを引き上げ、コラーゲンを増加させることでほうれい線を改善します。脂肪溶解注射(カベリン)は、脂肪の下垂が目立つたるみ型に有効で、脂肪を分解しフェイスラインを整えます。また、マッサージピールは肌のつやと弾力を回復させ、皮膚のたるみによるほうれい線の改善をサポートします。
ダウンタイムと痛み、そして継続的なメンテナンスに注意が必要です。治療によって副作用がある場合があるので、カウンセリングの際にしっかり説明を受けるようにしましょう。
表情筋の衰えや日常の悪いクセを防ぐことが大切です。無表情でいる時間を減らし、ほおづえをつく、片方の歯でばかりかむ、同じ方向ばかり向いて寝るなどのクセを直しましょう。また、血行やリンパの流れをマッサージで活性化させることも有効です。施術としては、HIFUを定期的に受けることでたるみの引き上げ効果を維持することが推奨されます。
ほうれい線治療をしたことがバレにくい施術としては、ダウンタイムがほとんどないものが挙げられます。HIFUウルトラセルQ+、脂肪溶解注射(カベリン)、マッサージピールはいずれもダウンタイムがほぼないので、治療後すぐに通常の生活に戻りやすいです。

M.CLINIC(エムクリニック)院長
袴田 実穂
経歴
近畿大学医学部 卒業。
卒業後、同病院皮膚科に入局。
その後、兵庫医科大学付属病院の総合内科で研修し一般内科・健診センター・肥満外来などで臨床経験を積み重ねる。
大阪市内の美容皮膚科クリニックの院長として就任。
現クリニックを開業するために退職し、現在に至る。
資格・所属学会
日本美容皮膚科学会
日本皮膚科学会
日本医師会 認定産業医