たるみ
たるみ
たるみとは、肌のハリがなくなり、しぼんだ皮膚が重力に負けて下がっている状態のことです。人は年齢を重ねるごとにやさしい顔になっていくものですが、それは加齢によるたるみが原因のひとつになります。ほうれい線やまぶたのたるみ、口もとのマリオネットライン、首のたるみなどは目立ちやすく、年齢以上に老けた印象になります。逆に、肌のハリを保っている人や頬がふっくらとリフトアップしている人は、実年齢よりもずっと若く見えることが多いです。
皮膚がゆるむと全体的にハリのないしぼんだ風船のような肌になります。化粧ノリが悪くなったり、老けて見られたりする原因になります。肌の内側に不足している弾力成分を補う治療方法があります。
皮下脂肪は多くても少なくてもたるみにつながります。まぶたがたるんで重い方や目の下のクマがハッキリしている方、頬のたるみなどがあげられます。脂肪の量を減らす薬剤や逆に保湿成分を注入して皮下組織のボリュームをコントロールすれば、シュッとしたフェイスラインや肌のハリ感をつくることができます。
加齢で表情筋がゆるむと、皮膚や皮下脂肪も一緒に下がってたるみが生じます。筋肉層からたるみが起こっているので、しわも深く刻まれやすいのが特徴です。弱った筋肉をサポートして肌をしっかりリフトアップすることでたるみを解消できます。
たるみを予防し、悪化させないためには?
食事やサプリメントにはコラーゲンが配合されて肌に良いとうたっているものがありますが、実際にはそのほとんどは体内に吸収されることなく排出されてしまっています。化粧水などでも、分子が大きいコラーゲンは肌に浸透されません。顔ヨガ、表情筋トレーニングなどで思い切り顔を動かすのは皮膚を伸ばしてしまうので逆効果です。それよりは、もっと実用的なセルフケアをご紹介します。
血行を良くすると体の中の老廃物が排出されて、肌の細胞にもしっかりと栄養と酸素が運ばれます。蒸しタオルでお顔を温めたり、適度な運動はもちろん、普段から湯舟につかって汗をかくのも効果的です。クーラーなどの空調で部屋を冷やしすぎないのもポイントです。
喫煙もタバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ血流を悪くするためよくありません。
肌にダメージを与えるものはたくさんありますが、自分で対策できるのが紫外線と乾燥です。セルフケアの基本となるUVケアと保湿ケアは毎日欠かさず行いましょう。
HIFUウルトラセルQ+はHIFU(高密度焦点式超音波)という超音波を高密度に集束させて、表面の皮膚を火傷させずに皮下組織やSMAS筋膜に熱損傷を与えます。
肌が本来持つ再生能力を存分に引き出し、皮下組織や線維芽細胞を活性化。
コラーゲンを増加させ、肌のハリ・潤い、たるみの引き上げといった効果が期待できます。
従来はフェイスリフト(手術)や糸リフト治療でしか実現できなかったSMAS筋膜の引き上げが可能なことから「切らないフェイスリフト」とも呼ばれています。
ダーマペンとは、先端に16本の髪の毛よりも細い針がついている、ペン型の美容機器です。
ボタンを押すと振動するので、そのまま肌へ当てて1秒間に1920個の目に見えない小さな穴を開けます。
ただ穴を開けると聞くと、肌にとっては良くないように聞こえるかもしれません。
しかしダーマペンは、逆に穴が開いて傷ついた肌の回復力を利用して、より良い肌質改善効果を生み出します。
ピーリングとは、薬剤を用いて皮膚表面の余分な角質を除去することで、肌のターンオーバーを促す施術です。
肌のターンオーバーはホルモンバランスや加齢、ストレス、紫外線の影響、化学物質など外的要因によって、サイクルが乱れやすく、本来は剥がれ落ちていくはずの不要な角質が肌表面に蓄積してしまいます。これが肌のくすみやシミ、にきびの原因となります。
ピーリングを定期的に行うことで、新陳代謝を促し、シミや小じわの改善、予防、にきびの改善、毛穴のつまりの除去などに効果的です。キメも整い、お化粧ノリもアップします。