
ワキガ・多汗症のどちらも汗腺の機能に関連する皮膚の疾患です。
ワキガは、特定の汗腺から出る汗が皮膚の細菌によって分解されることでの強い臭いを発生させる状態を指します。一方、多汗症は、体温調節に必要な量を超えて過剰に汗をかく状態を指します。
ニオイにあらわれるので、精神的なストレスにつながることもあります。

ワキガ
アポクリン汗腺の働きが活発であるため。この汗腺はタンパク質や脂質など、臭いの元となる成分を多く含んだ汗を分泌します。この汗が皮膚の常在菌(特にブドウ球菌)によって分解される際に、特有の臭い物質が生成されます。これは遺伝的要素による場合も多いと言われています。
多汗症
エクリン汗腺の働きが過剰になるため。この汗腺から出る汗はほぼ水分と塩分ですが、過剰な量が分泌されます。特定の原因がない原発性多汗症と、病気や薬の副作用で起こる続発性多汗症があります。精神的な緊張や自律神経の乱れも、エクリン汗腺を刺激し、多汗症を悪化させる一因です。
ワキガと多汗症は、それぞれ原因となる汗腺が異なり、体質的要因と環境的要因が複合的に絡み合って発症します。
ワキガの主な原因は、アポクリン汗腺の数や活性の高さであり、これは遺伝によって決定されることが非常に多いです。思春期以降にホルモンの影響でこの汗腺が発達すると、脂質やタンパク質を多く含んだ汗が分泌されます。この汗が、皮膚に常在する細菌によって分解される過程で、特有の強い臭い物質が生成されます。
一方、多汗症は主にエクリン汗腺の過剰な働きによるものです。特に原因が特定できない原発性多汗症では、体温調節とは無関係に交感神経が過敏になり、汗腺に異常な発汗の指令を送ることが原因とされています。これには遺伝のほかにも、ストレスや不安といった精神的な刺激が自律神経を介して発汗を誘発・悪化させる場合もあります。
また、何らかの病気や薬の副作用で生じる多汗症もあります。

ワキガと多汗症の治療として広く用いられる施術の一つが、ボツリヌストキシン(ボトックス)治療です。仕組みとしては、発汗を促すアセチルコリンという神経伝達物質の放出を一時的にブロックすることで、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方の活動を抑制するメカニズムになります。
脇の下など気になる部位に薬剤を注射するだけで済み、手術に比べてダウンタイム(回復期間)がほとんどないので気軽に施術が受けられます。
多汗症に対して特に高い効果を発揮しますが、汗の量を減らすことでワキガの臭いを軽減する効果も見込まれます。定期的な施術が必要ですが、手軽で効果的な治療オプションとして人気があります。
| メニュー | 回数 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| わき(左右)片側 | 1回 | ¥33,000 |
| メニュー | 回数 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| わき(左右)片側 | 1回 | ¥17,600 |

M.CLINIC(エムクリニック)院長
袴田 実穂
経歴
近畿大学医学部 卒業。
卒業後、同病院皮膚科に入局。
その後、兵庫医科大学付属病院の総合内科で研修し一般内科・健診センター・肥満外来などで臨床経験を積み重ねる。
大阪市内の美容皮膚科クリニックの院長として就任。
現クリニックを開業するために退職し、現在に至る。
資格・所属学会
日本美容皮膚科学会
日本皮膚科学会
日本医師会 認定産業医