本症例は、40代女性の方で、視診上、赤み、ニキビ、ニキビ跡、肝斑、毛穴の開き、シミかなり目立つ状態でした。マッサージピール、レーザートーニング、IPL光治療(フォトフェイシャル)、メソナJ(エレクトロポレーション)を同日に1クール(合計5回)施術を行いました。1クールでもかなり肌トーンが明るくなり、シミも薄くなっているのが分かります。

マッサージピールとは、TCA(高濃度トリクロロ酢酸)、低濃度過酸化水素、コウジ酸を配合したピーリングです。
TCAが線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンを増やします。
それにより肌にハリや弾力をもたらします。
また、コウジ酸も配合されており、メラニン生成抑制作用により、シミやくすみを改善します。

レーザートーニングは、低出力レーザー治療で、主に肝斑やくすみ、色ムラの改善が期待されます。

IPL光治療(フォトフェイシャル)は、様々な波長の光を一度に照射します。
これによりメラニン(シミ)、ヘモグロビン(赤み)、コラーゲン層(肌のハリ)など異なるターゲットに働きかけます。

メソナJ(エレクトロポレーション)は、美容クリニックで使われる経皮導入機で、針を使わずに肌の表面から有効成分を肌の奥(真皮層)に届けることを目的としています。